ネガティブ主婦の一喜一憂ブログ

基本ネガティブですが、希望をもって生きてます。いろいろと持病がありますが、最低限のお薬でそこそこの状態を保って暮らしています。動揺しやすく繊細気質な私の、病気や日々の生活の一喜一憂を綴るブログです。たまに可愛いワンコ登場☆

仕事を辞めるか変えるか続けるか

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病気と仕事

病気になったとき、仕事をもっている人が必ず悩むのは、その仕事をこれからどうすればいいのかということだと思います。

選択肢としては、まず傷病休暇をとることができると思います。しかし残念ながら、統合失調症はそんな短期間で改善するものではありません。なのでその後、①辞める、②辞めて別の仕事に就く、③そのまま続ける、という3つのうちのどれかを選ぶことになるのではないでしょうか。

 

私の場合

私の場合は就職する直前の発症だったため、始めから休暇をとるということはできず、選択肢は辞退するか、就職するか、の2つでした。

ギリギリまで苦しみましたが、私は就職を辞退しました。眠れず、食事もできず、薬の影響なのかはっきりしゃべることもできず、そわそわし、無気力で、悲しいセリフが頭のなかを延々と駆け巡っている状況では、とても仕事に就くことはできませんでした。

何より、教師になることのプレッシャーを感じ始めたころから私は体調を崩していったので、その仕事に就くというのは無理ですよね。

 

ちなみに私の地元では、学校の先生は車通勤です。私自身が運転を怖いと感じているかどうかだけでなく、統合失調症の薬を飲み始めた人間が命に係わる機械を動かすのはとても危険なことです。そういったことも併せて、私は教師になることをあきらめるしかありませんでした。

 

喪失感に苦しむ

しかし仕事を辞退したことでホッとしたかというと、その逆でした。ずっと憧れていた仕事に就けなかった無念さ。そして採用を辞退したということは、体調がよくなっても今後その自治体で教師をすることはできないのだということ。世間や同級生から取り残されてしまった寂しさ。そういった現実が、私を苦しめました。

 

私がこの時期に失ったものは3つあります。

 

まずは、ほんの短い間だけ付き合った恋人。彼のことは、一番最初にどうでもよくなることができました。それでも半年くらいは辛かったです。

 

次が友人。信頼していた人たちから手の平を返すような態度をとられてしまい、連絡も取らなくなりました。大学の友人だけでなく、高校までの友人とも距離ができてしまい、別の友人と旅行に行ったり遊んだりしていたようでしたが、私を遊びに誘ってくれることは全く無くなりました。

今では、年賀状のやり取りをする相手が3人。住んでいる場所が離れていることやライフステージの違いから、実際に会ったり食事をしたりといったことはありません。

 

そして3つめ。今でも一番喪失感に苦しんでいるのが、私の場合、仕事なんです。

私は、何者にもなれなかった。職歴がない。収入がない。これは私が失ったもので、未だ乗り越えられていないものです。

 

現実問題、病気を発症したころの私が仕事に就くことは無理でした。仕事についていたら、もっと苦しい思いをしていたことは間違いないです。

しかし今すでに仕事に就いていて、ある程度その仕事に慣れてやり方を知っている人だったら。これは私の考えですが、必ずしも仕事を辞める必要はないと思います。

 

病気の原因が仕事でないのならば

統合失調症だけでなく、うつや両極性障害、パニック障害など、そういった精神疾患で苦しんでいる人。仕事に関する決断は、慎重に行ってほしいと思います。仕事の内容や仕事での人間関係が原因で病気になった場合は、辞めるのもやむを得ないと思います。むしろそれが最善で必要な選択でしょう。

しかし仕事以外のところに原因があった場合、まずは休んで、それからお医者さんや信頼できる人と相談して決めてほしいです。

 

仕事を失うという喪失感はとても大きいです。病気をよくするために仕事を辞めたはずが、仕事を失ったことがさらに自分を苦しめるようでは本末転倒です。

それに、生活環境を変えることが病気を悪化させることもあります。

 

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福祉を利用する

ただひとつ、精神疾患の患者さんには、病院代や薬代、生活費などのお金が自治体から補助される仕組みがあります。自治体によって金額や割合、審査の厳しさは異なると思うので、お住いの自治体に相談にいってみてください。

精神科のお医者さんもこういった仕組みに詳しいはずなので、お医者さんに聞いてみるのもアリだと思います。継続的な治療が必要だと判断されたら、お医者さんの方からこの話をしてくれることもあると思います。

 

私が今、結婚してから住んでいる自治体では、病院とお薬代が1割負担ですみます。それまで住んでいた地元では、10割補助で私の負担はゼロでした。

障害者手帳を取得して、生活費として障害者年金をもらうこともできるようですが、私はその申請はしませんでした。

 

もし、生活のためにお金が必要だからと無理やり働いているのであれば、こういった福祉を利用させてもらうといいのではないでしょうか。

 

苦しい決断ですが、病気がよくなるにはどうしたらいいか。それを一番に考えて、決めてください。

 

 

 

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