落ちてしまったポテト
昨日は夕食作りをちょっとさぼりーして、お弁当屋さんを利用しました。サラダとおつゆを用意して、メインを買いに近くのテイクアウトのお店へ。
でもそのお店を利用すると、ときどき思い出してしまうことがあります。昨日も、思い出してしまいました。
以前このお店を利用したとき、私はフライドポテトを頼みました。出来上がるのを店内で待って約5分、あっできたな^^と思ったとき、店員の若い男性がポテトを床に落としてしまいました。
「今ので最後だったよ。倉庫見てくる」
そう言って店員さんはお店の外へ。5分くらいして戻ってくると
「だめだ。もう在庫無かった」と。
レジの若い女性とごにょごにょと話をすると、私の番号が呼ばれました。
「すみませんがポテトは在庫が切れてしまっていました。返金させていただきます」
ちゃんと文句を言えなかった
私は先に買ったお惣菜だけを持って、家に帰りました。
そして主人に事の顛末を話しながら、泣きました。
ちゃんと文句を言えなかった。
落としてしまったのはしょうがないです。けれど、ちゃんと落としたことを私に伝えて、ひとこと謝ってほしかったです。
揚げ時間と在庫を探す時間だって、無駄に待たされていたことになるのに。
でも何も言えず、私は返金に応じて帰ってきました。
誤魔化された。
ちゃんと謝ってくれなかった。
私はなめられてる。
私なら誤魔化して良いと思ったんだ。
私が病気だから?
きっと今ごろ、あの人たちは笑ってる。
俺が行ってくるよ
「そんなに悔やまれるなら、俺が話をしに行ってくるよ」
そう言って、主人がお弁当屋さんに行ってきてくれました。
「ポテトを落とされたのに在庫がないって誤魔化されたんですがって言ったら、責任者っぽい女性が出てきて、先ほどのお客様ですよねって言って、若い男の子呼んで一緒に謝ってくれたよ。ミスがあったならちゃんと伝えてくださいって言ってきた。落としたの、若い男の子だったんだよね? その子のこともちゃんと呼んで、謝ってくれた。
まぁ本心ではクレーム面倒くせぇなとか思ってるかは分からないけど、今後同じことが無いように徹底しますって約束してくれたから。これで納得できる?」
自分では言えなかった
このときは、主人のおかげで落ち着きを取り戻すことができました。
でも本当に情けないです。
その場でちゃんと文句を言うことも、言わないなら言わないで、怒らずに自分を納得させることもできず。後になって悶々と後悔して。
私の人生は、こういうことだらけです。
人に嫌なことを言われても「そっかぁ」とうなずいて、後になって悔しくて悔しくて。子どものころからのそんな記憶が山ほどあって、気づけば脳内ひとり演説会を開いています。言えなかったことをスパッと言い返す私を想像して、興奮して、悲しくなって。
アンガーマネジメントとか、いくつか心理学系の本を読んで勉強もしました。
自己肯定感とか、そういった面でためになるものもありましたが、やはり「怒り」と「後悔」をコントロールするのはとても難しいです。
とくに、もう今は縁がない相手への怒りのきもちは、その相手にきもちを伝えることもできないので、コントロールが難しいです。
みんなはどうやってコントロールしてるですかね。主人は、そんなのいつまでも覚えてないよと言います。
私も、大切じゃないものは心から追い出す能力が欲しいです。
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