ネガティブ主婦の一喜一憂ブログ

基本ネガティブですが、希望をもって生きてます。いろいろと持病がありますが、最低限のお薬でそこそこの状態を保って暮らしています。動揺しやすく繊細気質な私の、病気や日々の生活の一喜一憂を綴るブログです。たまに可愛いワンコ登場☆

信頼していた人との人間関係の破綻

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誰も味方がいない夢

幼いころから私は悪夢をよく見るのですが、統合失調症になってからその種類が増えました。そのひとつが、誰も味方がいない夢です。

 

夢の中で、私は声を荒げて何かを訴えますが、周囲の人は全員敵。みんなで私を否定し、罵倒します。何を言っても首を横に振られ、違う、間違っていると言い返されます。攻撃的な人もいれば、淡々と私を拒否する人もいます。

登場人物は毎回違います。ちょくちょく現れる人もいますが、小学校から中学、高校、大学と、付き合いのあった時代もバラバラで、当時は仲良くしていた人も、たいして仲良くしておらず忘れていたような人も、ごちゃまぜで登場します。

 

夢にはこれといった結末はなく、ただただ私はひとりぼっちで声を荒げます。必死に訴えている内容は分かりません。

 

目が覚めると、苦しくて息切れしています。そして、あぁ、またこの夢だ、と。

 

今朝もこの夢を見ました。

 

見方がいなかった現実

病気の症状が出始めたとき、私には理解者がいませんでした。

 

振られた相手からは、何を言っても人格を否定するようなことや嘘を返され、逆切れされることもありました。

 

助けを求めた、友人だと思っていた人たちからは、病気が長引くなかで迷惑がられるようになりました。

ひとりでいるのが辛くて、家に行って良いかと聞くと、ひとり暮らしの友人は「パチンコに行きたいから嫌だ。〇〇がパチンコ屋まで来るなら来ても良いけど」と。実家暮らしの友人は「良いけど、うちに来たらうちのお母さんにお説教されると思うけど」と。

態度だけでなく、「迷惑」だと言葉でもはっきり言われ、ゼミやサークルで同じ空間に居ても、私を迷惑がる友人同士でこそこそと私の悪口を聞こえるように言い合っていました。

 

はじめに通った病院のお医者さんも、私の訴えを軽んじていました。教員採用の事情も知らないのに「また受ければいいんだから仕事なんて辞退しちゃえばいいですよ」「来年の今くらいには元気になっていますよ」と。

初回の診察では、必死に症状を訴えた私に、「今回は初めてだから時間をとりましたが、次回からはこんなに長く診察時間とれませんから」と言いました。

 

ひとり暮らしのアパートまで来て看病してくれた母は、私の話を聞いても「でも~」「だけど~」と、私の言葉を否定しながら私を励ましました。

 

再び連絡をとってくれるようになった以前の彼(今の主人)も、当時は現在のように病気のことや私のして欲しいことを理解してくれていたわけではないので、私を苦しめるような慰めをすることが多かったです。

毎日のように電話やメールをしてくれた主人ですが、教師になることを諦めなければいけないような状態になっても「できると思うよ、頑張りなよ」と言われました。

私は覚えていなかったことなのですが、「あのころ○○の話聞きながら、そんなの被害妄想でしょって言っちゃったことあるんだよね。ごめん」と、病気について理解してくれていく中で、謝られたこともありました。

 

信頼していた人との人間関係の破綻

統合失調症に関する書籍を読んでいると、病気の原因は人それぞれで、様々なものがあると書かれています。恋人との別れや近しい人の死、病気、環境の変化などなど。一般的にはおめでたいようなことでも、ストレスに感じて病気を発症してしまう人がいると。

統合失調症だけでなくうつ病の本も何冊が読みましたが、原因となりうることについては、他の精神疾患でも同じようなことが書かれていますよね。

 

けれど私は、本の中の表現にピンと来ていませんでした。

きっかけは教師になるのが不安だなと思い始めたことかもしれないし、尊敬する先生から相談の返事をもらえなかったことはショックだったし、そのあと振られてドーンと調子が悪くなって、友だちも失って毎日が絶望の底で。

いろんな悲しいことが重なって病気になったんだ。そんな感じに捉えていました。

 

しかし、ある本の中に書かれていた表現が、私の心にピタっとはまりました。

 

『信頼していた人との人間関係の破綻』

 

あぁ、これだなと思いました。

 

信頼していた先生からは返事をもらえず、連絡が取れなくなってしまっていた。

信頼していた恋人からは噓をつかれ、人格を否定され、逆切れされた。

信頼していた友人からは迷惑がられ、否定され、陰口を言われ、着信拒否された。

 

そうか、私はたくさんの人に心を許し、信頼し、大好きだったんだ。

それが全部破綻したんだ。

 

とても悲しいことですが、納得しました。

 

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また悪夢を見たら

今後もきっと私は悪夢を見るし、その度に苦しくなると思います。けれど、病気になった初めのころと比べれば、悪夢を見る頻度は減りました。

それに、目を覚ませば隣で主人が寝ています。

主人は、私の病気や私自身のことを、昔より分かってくれるようになりました。もう「被害妄想でしょ」なんて、私を否定しないはずです。

 

辛い過去は変えられないけれど、私の人生は毎日更新されていきます。

夢の内容も、塗り替えられていったら良いのに。

 

 

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