音楽が好き
私は音楽が大好きです。演奏することも好きなのですが、あまり巧くないので、聴いている時間の方が何倍も多いです。
ちなみに演奏の方は、最近はもっぱらウクレレです。独学の素人であり、そんなに音楽センスのある人間ではないのでレベルはそこそこですが、楽しんでやっています。
ウクレレの話も、今後たまには書いていきたいです。
病気になって音楽が楽しめなくなった
病気になったばかりのころは、意味の分からないメロディーが頭の中を永久リピートでした。追い出そうとしても止まず、ひたすら眠ろう眠ろうとして、横になっていました。
意識を失っていたくて、分量を守らずに睡眠導入剤を一日に何度も飲んでしまっていました。
楽譜が読めなくなる
地元に帰ってしばらくして、私は高校の吹奏楽部時代の友人に声をかけて、地元の吹奏楽団に入りました。高校時代、私は部活でサクソフォンを吹いていました。
この楽団には高校時代も入っており、当時から居た方も何名か残っておられました。
仕事を諦めてしまった私は、家族以外誰とも会わず、世の中から取り残された生活をしていました。その寂しさから、何とか世間とつながりを持ちたいと思い、楽団に入りました。
しかしこの考えは失敗でした。病気になってしまった私は、楽譜を読むことができなくなっていました。もともと初見でスラスラ演奏できる方ではなかったのですが、このときは本当に何も読めませんでした。
家で練習するにも苦しくてきもちが続かず、演奏会やミンコンサートなどに出るたびに、誤魔化していることが周囲にはバレているんだろうなと思いながらやり過ごしました。
練習に出るのも辛く、何とか2年頑張りましたが、持病の喘息が悪化してしまったと嘘をついてフェイドアウトしました。
一緒に楽団に戻ってくれるよう声をかけた友人が社会人となり、仕事の話やお給料の話をするようになったのも辛かったです。
その友人に私は頼りきりだったのですが、休む際に何も連絡をくれなかったり、突き放されたような態度をとられることもあり、悲しい思いもしました。
歌詞に思いをはせると辛くなる
こうして演奏を諦めて聴く専門になった音楽ですが、歌のついているものになると、どうしても歌詞の内容が過剰に入ってきてしまいます。
希望ある歌であれば、私の今はそんなじゃない、辛い、と。辛く悲しい歌を聞けば、苦しい、苦しい、と。何を聞いても自分の境遇と重ねて考えてしまい、フィクションとして捉えることができませんでした。
歌の無いものを聴いても、私にはこんな演奏できない、とそれはそれで劣等感を抱きました。
昔好きだった曲をもう一度好きになる
読書ができなくなったけれど、時間がたっていくうちにまた読む力を取り戻したといった内容を以前書きましたが、音楽も同じでした。
歌詞に過剰なマイナス反応を出すこともなく、超絶技巧に劣等感を抱くこともなく、いつのまにか、なんとなく、音楽を聴ける日常が帰ってきました。
こういったことを頑張ったら音楽を楽しめるようになった、といったようなことはなく、体調が良くなるにつれて、そのバロメーターの1つとして、音楽を楽しめるというものがあるのだと思います。
NO MUSUC NO LIFE
現在の私は、音楽を聴かない日はありません。
オーディオ、スマートフォン、車の助手席、テレビの音楽番組(好きなアーティストの録画のみ)。いろいろなツールで音楽を楽しんでいます。
冒頭でも書きましたが、楽譜を読む力も少し取り戻しつつあるので、ウクレレも楽しんでいます。
メロディーももちろん好きになりますが、私にとって音楽は歌詞の占める割合も大きいです。そのミュージシャンが伝えたい言葉、しっかり受け取りたいです。
読書編に続いて、お気に入りのものをひたすら紹介する音楽編のカテゴリーも作りました。気が向いたときに、音楽のことも書いていきたいです。
私を支えている音楽について。
良かったら読みに来てください^^
sentimentalover.hatenablog.com
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