病院選びのポイント3 個人病院か、医者が複数在籍する病院か
これまで、精神科を選ぶポイントとして①口コミ情報の判断の方法、②予約制か予約制ではないか、という点について書きました。
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今回は、個人の病院か、医者が複数在籍する病院か、について書いていきたいと思います。
個人経営の病院
まずは、個人経営の病院について考えていきたいと思います。個人経営でも医者が複数在籍する病院があるかもしれませんが、ここでは1人の先生でやっている病院について考えます。
個人経営の病院では、先生が長期的に体調を崩すようなことがあった場合、もしくは閉院するような場合に、薬は問題なくもらえるのだろうかという怖さや、他の病院に病院替えをしなければいけないという大変さがあります。
これはかなりのストレスですよね。
口コミに関しては、先生の人柄に対する口コミはその1人の先生について書かれたものなので、情報として頼りになります。
医者が複数在籍する病院
1人の先生がやっている病院では、診療時間として開かれているすべての時間に、基本的にはその先生が勤務しています。
しかし、複数の医者が在籍する病院では、週6日の診察日があるのに、自分の担当の先生は週2勤務だった、ということが起こり得ます。私がはじめに通った病院はこのタイプでした。なので、辛くなったときにその先生に診てもらえないということがあります。
これは前回書いた「病院選び2」の、辛くなったときにすぐ診てもらえるかという点と重なるのですが、辛いそのときに病院に行くことが許されず、次の診察まで苦しむことになります。
私の経験では、とても辛くて別の先生に診てもらったけれど「〇〇先生の方針があるからなぁ」と、薬を変更や追加してくれることなく、高カロリー飲料の缶を大量に出されて診察が終わったということがありました。
総合病院の場合は、知り合いに精神科に通うところを目撃されるという可能性が高くなるのも、気になる点ですよね。
また、病院は存続しているのに、自分の担当の先生がよそへ異動してしまうということもあり得ます。
しかし複数の先生が在籍していれば、自分を担当している先生に何かあっても、病院替えをすることなく別の先生に引き継いでもらうことが出来ます。
診察日に急に担当の先生の都合が悪くなっても、別の先生に同じ薬を出してもらえると思うので、その点は安心ですね。
口コミ情報については、いい先生だというような評価があっても、どの先生のことだか分からないし、自分の担当は感じの悪い先生になってしまうこともあるので、情報として頼りにならないことがあります。
まとめ
病院が閉院するというのはそれほど頻繁に起こることではないし、運任せのようなところもあります。
しかし、調子の悪いときにちゃんと見てもらえるか、担当の先生に何かあってもすぐに必要な薬を出してもらえるか、良い口コミにあったような先生に診てもらえるのか、こういった点は良く考慮して病院のタイプを選んでください。
医者が複数在籍する病院なら、それぞれの先生がどのくらい勤務しているかをチェックしてから決めた方が良いです。
個人病院の場合でも、他の診療科をメインに掲げており、「精神科・心療内科は〇曜日のみ」のような病院もあるので、そういったところはおススメではありません。
いろいろな条件を検証しましたが、1番はその先生がどんな人か、ですよね。
この病院、この先生は合わないなと思ったら、病院替えをすることも必要です。その申し出をする際に、「先生に悪くて言い出しづらいな」と思って我慢してしまうのは良くないです。
精神疾患で苦しむ方が、良い病院、良い先生と巡り合えますように。