メロンの皮模様
妊娠を経験された方の中には、妊娠線が付いてしまったという方、いらっしゃるかもしれません。急激に体が太ったために、腹部などにメロンの皮模様のような痕が残ってしまうことがあると聞きました。
私は妊娠・出産の経験はありませんが、私の太ももやひざ裏には、メロンの皮模様のような痕があります。
病気による薬の副作用で体重が急激に増加したからです。
妊娠線と同じで、これは付いてしまうとなかなか消せないものです。
生み出したものは喜びではなく
子どもが生まれるという喜びがあっても、体にそういった痕が残ってしまうのはちょっと悲しいことですよね。他にも、なかなか体重が戻らなかったり、体質の変化があったり、精神的な不調もあったり、妊娠・出産は大変なことだと思います。
それでもやはり、子どもの誕生という喜びがある。
私は病気で体に痕を刻みましたが、何の喜びも得ませんでした。
何も生み出さず、不安定なきもちと、太った体にメロンの皮模様だけが残りました。
必死にダイエットしています
20キロも増加してしまった体重を減らすため、これまでずっと、10年以上ダイエットをしています。薬を今よりたくさん飲んでいたころは、ダイエットをしているのに体重が増えていきました。並のダイエットでは、副作用に追いつかないのです。
それでも薬が減ってきた中で効果が表れるようになり、高いモチベーションを常に維持できているわけではありませんが、食事の量に気を付け、ジムなどの定期的な運動もこれまで幾度も行ってきました。
今ではピークから12~13キロほどは減りました。
普通の体の状態の人がダイエットするのとは、苦労が違うと思います。
薬の副作用で、食欲が普通の状態より増進してしまっているのに、それに抗って食べる量を控える。
そしてこれも副作用で、摂った食事の量が控えめでも、薬を飲んでいない人よりも太りやすい体になってしまっている。それに抗って、さらに節制したり運動をしたり。
2つの太りやすさのWパンチという逆境の中、ダイエットをしているんです。
人並みに食べて人並みな運動量では、どんどん体重が増えてしまうんですから。
理解されなくて悔しい
確かに、学校に通っていたころと比べると、日々の活動量は減りました。けれど、それだけで普通だったら20キロも太りませんよね。よっぽどキツイ部活で運動していたのを引退したわけでもあるまいし。
食欲が抑えられなくて、間食をしてしまったり、おかずをついパクパク食べてしまったり。でも周りの人たちだって、たまには間食をしたり、食事は私より多い量のご飯を食べている。ダイエットはしていなくても、それで体重はキープされている。
なのに、私だけ間食や食事の量を指摘され、「おやつ食べちゃうから太るんでしょ」と。「ダイエットダイエット言っているから注意してあげているんじゃないか」と。
太ってしまったことは、私の責任なんでしょうか。
薬の副作用で食欲が止まらなくて、間食を咎められたり、泣きながら我慢したり、それは私の決意が弱いからでしょうか。
いい大人が食べたいのを我慢して泣くって、泣きながら間食をするって、そのぐらい食べたいきもちを抑えるのは辛いことなんです。
デブの言い訳だと思われるかもしれませんが、私は病気になる前は痩せていました。そのころは、こんなふうに抑えられない食欲に振り回されることはありませんでした。そして、痩せていたころの方が今よりご飯も間食も食べていました。
人並みに過ごしていたら太っていってしまう。それに抗ってダイエットをしている。痩せなくても、体重を増やさないことでさえ努力が必要。
私の太ってしまった体や食欲に対して軽口をたたく人たちは、この悲しさ、悔しさが分かっていないはず。
私は痩せることを諦めていない
ピークよりはかなり痩せて、着られる服も増えましたが、今でもまだ自分の体形はだらしがないと思っています。
体重だけを言えばBMIは平均より下になりましたが、見た目の体形がだらしがないです。特にウエストやお尻や太ももが太っていて、体組成計でもそれは表示されています。体脂肪も高めです。
1番太っていたころに本格的なダイエットをはじめて、最初の目標にしたのは60キロを切ることでした。
その次に目指したのは、チュニックやワンピースでお尻周りを隠さなくても、パンツスタイルが恥ずかしくない体形になることでした。これはまだまだです。パンツによってはムチムチして見えてしまうことがあり、色やシルエットを選んでしまいます。
今の目標は、50キロを切ることです。今は53キロぐらいをウロウロしているので、50キロを切ることができたら、下半身も痩せて、パンツスタイルが今よりキマるようになるのではないかと思います。
最終的には48キロを切りたいです。
どんなにダイエットを頑張っても、太ももやひざ裏に付いてしまった痕は消えません。でもそれは、私がそんなにまで太ってしまった状態から、ここまで頑張ってきたんだぞということの証だと思っています。
単にダイエットを頑張った証ではなく、病気になっても生きることを頑張ってきた証だと思っています。
sentimentalover.hatenablog.com
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