禁止
我が家は多摩川の近くなのですが、先日、水の事故がありました。
友人とバーベキューをしていた若い男性が、酔った状態で着衣のまま川に入り、亡くなられたそうです。
河川敷や、上にかかる橋には私もよく訪れますが、これまでにもお花が添えられてあるのを見たことがあるので、以前にも亡くなられた方々はいるのだと思います。
この場所はそもそもバーベキューが禁止されています。
最寄り駅の改札を出たところにも地図があり、この河川敷はバーベキュー禁止ですと書いてあります。もちろん、河川敷にも看板があります。
そしてこのコロナ禍で、バーベキューをしなかったとしても、宴会をすること自体の自粛が求められる中での事故でした。
禁止された場所でのバーベキュー。
コロナ禍での大人数での宴会。
酔って着衣のまま川に入る。
いろんな問題があります。
亡くなった方がいるのはとても悲しいことですが、正直、亡くなった方と仲間の方たちを責めるようなきもちが浮かんでしまいます。
行かなくてよかった
先月、主人とピクニックをしましたと書いたのも、この場所のことです。
事故のあった日は行かなくて良かったと思いました。
またピクニックしようよと話していたので。
この事故に遭遇していたら、とてもトラウマになっていたと思います。
私の体調は、こういったことの影響を受けやすいです。
この日、家族やパートナーとだけで、ルールやマナーを守りながらのんびり過ごしていた人たちは、どんな気分だったでしょうか。
救助に駆けつけた人たちは、どんな相手であっても、必死で助けようとしたと思います。
一緒にバーベキューをしていた仲間の方たちは、これから先をどんな思いで生きていくのでしょうか。
複雑
仲間の方たちにとって、ルールやマナーを守ることの大切さを学ぶには、代償が大きすぎたと思います。
ですが、こういったことをする人たちに、どう伝えていったら伝わるのでしょうか。
テレビなどで、「○○禁止」とされた場所に、分かっていながらそれをする人たちを取材する映像を見たことが何度かあります。
バーベキュー禁止だったり、釣りの禁止だっり、遊泳禁止だったり、そもそも立ち入り禁止だったり。
理由は、危険だからとか、風紀の問題だったり、土地の権利の問題だったり、様々です。
禁止されたことをしている人たちに取材陣が声をかけると、無視か逆ギレです。
今回のバーベキューのグループは、見回りをする方たちに注意されていたら、すんなりやめていたでしょうか。
人が亡くなるのは悲しいことです。見知った場所でと言うなら、なおさら。
複雑です。