悪天候のせいかな
梅雨が明けますね。ん?もう明けたのかな?
先週の雨の日、主人が駅のホームで見事に滑ってこけたらしいです。
朝、出勤時に。
走ったりはせず、余裕をもって歩いていたそうですが、つるっと足が滑ってお尻からドスン。
「誰も助けてくれなかった。やっぱり神奈川県民は冷たい」とか言っていました。
コロナの影響も無くはないと思いますが。
確かに神奈川県民、というか都会の人の冷たさは、私も大学進学で横浜に住み始めて感じました。
でも、30代と思しきサラリーマンがこけていたら、私もちょっと声かけたくないかも。
男性だとなんか声かけづらいし、若い人だからたぶん大丈夫だろうと思ってしまうし。
お年寄りか子どもか、女性か、けがや障害のある人なら、何かアクションをとるかもですが。
私も駅で
大学時代、実習先の特別支援学校へ行くために、横浜駅で地下鉄にむかって階段を下りていたとき、私も足を踏み外してこけたことがあります。
尻もちをついて、階段に座り込んでしまいました。
朝のラッシュアワーで、隙間なくぞろぞろと大勢の人が階段を下りる中でのことでした。
もちろん、だれも声をかけたりなどせず、迷惑そうに咳払いをしながらよけていくスーツの人たち。
お尻の痛さや恥ずかしさより、「あぁ、こういう街なんだ」と冷めたきもちになったのを覚えています。
でも驚いたのはそのあと
実習先につき、「駅の階段でこけちゃってさぁ」と言う話を同級生たちにしたときのことです。
「みんな迷惑そうに無視して、都会の人、超冷たーい(泣)」と私が話すと、生まれも育ちも横浜の子がこう言いました。
「そりゃ駅でこけたりされたら迷惑だよー」
当然でしょ? 何を言っているの? とでもいうふうに答えたのです。
ドライなところのある子でしたが、それなりの礼儀や親切心は持っていると思っていた子だったので、「当然、迷惑に決まってるでしょ?」と、何の疑問もないような返事をされてとても驚きました。
え? 心配とかゼロで、迷惑なの?
見てみぬふり
別のときには。
バイト帰りに、駅で転んでなかなか起き上がれないでもがいているおじいさんに遭遇したことがあります。これも横浜駅。
私はすぐに駅員さんを呼びに行ったのですが、一緒にバイトから帰ってきた子たちは、遠巻きから見て、何事もなかったように帰っていきました。
横浜の子と、地方の都会部育ちの子でした。
都会で生まれ育つと、こういった感覚が常識になるのか。
やっぱり私は教員採用試験は地元で受けて、こんな感覚が常識になっていない子どもたちと接したい。
そう思った出来事たちでした。
地元では
田舎はずけずけとプライベートな範囲にまで立ち入ってくるところがありますが、親切に助けられたことがたくさんあります。
家族が外で調子を崩したときや、ケガをしたとき、倒れて救急車を呼んだ時など。
家まで知らせに来てくれたり、送り届けてくれたり。
祖父が亡くなったときも、救急車に付き添って母が病院に行ってしまったとき、姉と2人で心細い中、病院から連絡がくるまで一緒に家で待っていてくれたのはサイレンを聞いて駆けつけたくれた近所のおじさんおばさんでした。
願い事
主人のスーツ、破れてはいませんでしたが、泥が付いてしまったようで、クリーニングに出しました。
スーツってなんか、武装アイテムですよね。
何かあっても助けてもらえないかも知れない街なので、自分の身は自分で守らないと。
もう滑りませんように。
そういえば、七夕に願い事をするのを忘れていました。だいぶ過ぎてしまった。
コロナが収束して、家族が心身ともに健康で、腰の痛みが無くなりますように。