成人の日
成人の日ですね。
普段からテレビは録画しか見ませんが、今日は特に注意して、リアルタイムのものを見ないようにします。
苦手なんです。成人式。
報道番組でちらっと映る様子にさえ、心がざわつきます。
私の成人の日
14年前に私は成人の日を迎えた訳ですが、私は成人式には参加しませんでした。
振袖も着ず、記念写真も撮らず、家から出ませんでした。
理由は、成人式で同級生たちと顔を合わせるのが嫌だったからです。
全国的にもそうなのか分かりませんが、私の地元ではホールに集まってお祝いの会みたいなのがあったあと、出身中学校ごとに分かれて同窓会などをして過ごします。
中学時代の同級生に、どうしても会うのが嫌だったんです。
嫌いだし、怖い。
「本当に今でもこうして生活している実在の人間なんだ」と言うことを目の当たりにすることが出来ないくらい、避けたい人物がいたんです。
その子以外にも、嫌な思い出があって会いたくないなぁと言う子が数人。
かつてのように見下した態度をとられるのも嫌だったし、なんも気にしてなーいみたいなへらへら顔も見せたくなかったし、シカトされたらされたで嫌な気持ちになりますからね。
連休に合わせて帰省して、成人式の前々日に高校時代の友人とは遊びました。
思い出はそれだけです。(しかしそのときの子たちとも、今はご縁がありません)。
後悔?
私は成人式から逃げました。
家からも出ませんでした。
高校ごとに同窓会とかだったら、参加できたのになと悔やまれます。
成人式に出なかったこと、振袖さえ着なかったこと。
「私、可哀そうだったなぁ」みたいな気持ちはあります。
自分で自分のこと、可哀そうだなぁって。
でも今、もう1度選び直せるとしても、私は成人式には出ませんね。
今でも会いたくない人は会いたくない。恐いものは恐い。
そんな決断をした私を可哀そうだとは思うけれど、欠席したことへの後悔はないわけです。
行かなくて、心を乱されなくて良かったのだと思います。
いつかあのときの苦しみが、「成人式くらいでときゃ良かったなぁ~」程度の小さなものになって、後悔出来たら。
ひとつ過去を乗り越えたと言うことになるのでしょうか。
いろいろ思い巡らせてしまう、祝いの日です。