アルファの交代
先日、横浜動物園ズーラシアに行った時の記事を何回かに分けて書きましたが、面白かった解説を思い出したので書いておきたいと思います。
ニホンザルのサル山って、必ずボスザルがいるじゃないですか?
ズーラシアは実は昨年(だったかな)に前ボスが死んでしまって、ボスザルの交代があったらしいのです。
ボスザルのことは 「α(アルファ)」と呼ぶらしいです。
このアルファの交代に関して、ちょっと興味深い解説が書いてありました。
ボスらしい行動とは?
前ボスが死んでしまって、新しく若いオスがボスになったわけですが、最初から「俺がボスになったぞ~」みたいな行動が出るわけでは無いらしいです。
他のサルたちを統率しようとしたり、威張っているような態度が出て来るのは、徐々に時間をかけてらしいです。
そしてこんな解説が。
「お気に入りのメスを連れて歩くなど、少しずつボスらしい行動が見られるようになりました」。
そうなのか!
お気に入りのメスを連れて歩くって、ボスの特権なんだ!
お気に入りのメスを連れて歩くことが、ボスらしさなんだ!
なんか下品だけど、分かりやすくて動物的!
人間もサルの一種
人間の男性でもいますよね。
「俺こんないい女連れてるんだぜ~」みたいに、露出の多い女性にべたべたボディタッチして連れ歩く人。
ただ「2人で一緒に歩いている」のではなく、なんとなく「メスを連れて歩いているオス」的な感じ。
ギラついてて、下品で、動物っぽいなと思っていましたが。
まさに「動物のボスらしい行動」だったのですね。
人間として成熟していない、サルとしての本能を多く残している人の証拠と言うのでしょうか。
「お気に入りのイイ女を連れて歩く」イコール「ボスザルらしさ」。
「俺はボスなんだぜ!」というアピール。
妙に納得してしまいました。
今度から街中でそういった男性を見ると、「あ、あの人はボスザルなのね」と思ってしまいそうです。