妙な焦り
世間の学生さんたちは夏休みが始まっているんですね。
大学生は厳密には8月1日からかも知れませんが(私の大学はそうでした)、早めに試験やレポート提出の期日を設けて、今ぐらいから授業を無しにしてしまう教授も多かったように思います。
夏休みシーズン、そして冬休みや春休みも含め、長期休暇期間が始まると意味不明な焦りを感じるのは私だけでしょうか……。
平日の昼間に学齢期の子がたくさんうろうろしていると、「なんで? 学校は? あ、もう夏休みか!」と気付き、この時なぜか焦りを感じるのです。
夏休みのない年齢になって久しいことへの焦りでしょうか。
「世間は夏休み!」の「世間」から取り残されたような、メリハリのない生活を寂しく感じるような気持ちなのだと思います。
大学生活は
大学の夏休みは、8月と9月の2ヶ月間と長いです。
私は大学生のころ、周囲から「大学は人生の夏休みだよ! だから大学生の夏休みは、夏休み中の夏休みだよ!! 遊べ遊べ〜」みたいなことをよく聞いた記憶があります。
それを振り返って思うのは、「そんなのは学部による!」と言うことですね。
私は教員養成の学部にいたので、1、2年生の頃はまるまる夏休みがありましたが、3年生では小学校、4年生では特別支援学校の教育実習があり、全くお休みなんかじゃありませんでした。
大学によるのかも知れませんが、大学に入るまで、教育実習を夏休み期間(9月)にするなんて知りませんでした。その準備のために8月も休んだ気なんかしませんでした。
普通に授業を履修する期間の一部として実習があるのだと思っていました。
それなのに、通常授業とは別で、夏休み返上でとは……。
他の学部の人たちは夏休みを謳歌していたので、とても損した気分でした。
(自分から学びに行っているという自覚が低かった私……)。
そして今、夢だった教師をできていないことを考えると、ただつらい思いをして何も実らなかった夏のように思ってしまいます。
今は
ところで今私が生きているのは、人生の何休みなのでしょうか。
授業のある期間か、長期休暇かと考えると、確実に長期休暇でしょう。
ただ適度に宿題をやっているように思うので、冬休みでしょうか。
現実世界は夏まっ盛りですが、人生の中での体感としては、寒さ厳しい時期を凌いでいるようにも思います。
雪解けに向かって進んでいきたいです。