人間ドックの結果
人間ドックの結果が届きました。
あらかじめ説明されていた「卵巣のう腫の疑い→三か月後に再検査を」と、これまでもずっと所見として書かれている「乳腺エコー、のう胞と石灰化→一年後も引き続き検診を」。
この2つは結果が届く前から分かっていたことなのですが、やはり書面で送られてくると再び落ち込みました。
そして、他にも落ち込む内容がありました。
私、軽度ですが「脂肪肝」と言われてしまいました。
しかし驚くことに、中性脂肪は基準値よりも低かったのです。
コレステロール値は全て基準値内でした。
BMIも19.8と基準値内で、少し低めなくらい。
これはどういうことなのか。
いろいろと調べてみました。
中性脂肪は低すぎてもいけない
まず、中性脂肪について。
中性脂肪と言うと、高いのがいけないというイメージはあると思いますが、基準より低いのも問題ありあり(><)なのだそうです。
中性脂肪とは、食事から摂取した栄養のうち身体の中でエネルギーとして使われる脂肪のことです。
食事から取り入れるだけでなく、肝臓でも合成され、使われずに余ると皮下脂肪や内臓脂肪となります。
蓄えられた中性脂肪はエネルギー源となるので、中性脂肪はある程度必要なものということなのです。
この値が低すぎると「疲れやすい」「寝ても疲れが取れない」「低体温や末端の冷え」と言った症状が起こります。
また、脂溶性ビタミンが上手く吸収されなくなり、「肌荒れや抜け毛が悪化」したり、「免疫力が低下」したりといった症状が出てしまうそうです。
私、低体温以外は心当たりがあります……。
中性脂肪が低いのに脂肪肝とは?
では本題の、「中性脂肪が低いのに脂肪肝」と言う一見ナゾの状態。
これについてです。
一般的に脂肪肝とは、食べすぎや運動不足が原因で、余った糖質や脂質が中性脂肪に変わり、肝臓に溜まった状態のことです。
しかし、私のように血液中の中性脂肪は低いのに、脂肪肝になる場合があります。
これは「低栄養状態がもたらす脂肪肝」です。
過度な運動や食事制限などで身体が飢餓状態になり、特にたんぱく質が欠乏すると、中性脂肪が肝臓から血液中に運搬できなくなります。
このせいで、肝臓に脂肪は溜まっているのに、血液中では中性脂肪が低いという一見おかしな状態が起こってしまうんですね。
しかし、この時代に低栄養、飢餓とは…。
私の間違っていた食事スタイル
私が身体に(ダイエットに)良かれと思ってやっていたことで、今回調べて間違っていたのだと分かったことがありました。
それは、食事における思い込みです。
糖質の摂り過ぎは太る原因ですが、完全に糖質を抜くのは良くないと言うことは知っていました。
そこで糖質の量に気を付けて「控えめ」くらいに心がけていたのですが、1日の中でバランスが取れれば良いのだと思い込んでいました。
具体的に言うと、お昼に麺類や丼ものを食べたので夕食はサラダにするだとか、夜にカロリーのある外食をしたいのでお昼は置き換えドリンクにしておくだとか、そういった食事をしていました。
これが間違いでした!
空腹状態が続いた後には、少量の糖質をとるだけでも肝臓に脂肪が蓄えられやすいそうです。
サラダだけの食事なども、たんぱく質が取れないのでNG。(サラダチキンなどをトッピングしていましたが、そんなのでは足らなかったということみたいです)。
だから1日の中でプラマイゼロでOK! みたいな食事の取り方はダメだし、毎回の食事でバランスよく糖質(ごはんなど)の摂取が必要なのですね。
中性脂肪を増やすことと脂肪肝を解消することを同時に行うには、いろいろと工夫が必要です。
ひとまず緩急つけた食事スタイルを辞め、たんぱく質の摂取と、毎食ごとの適度な糖質摂取を心がけます。
ちなみに、中性脂肪と脂肪肝だけでなく、体脂肪や血糖値、コレステロール値などもすべて、必ずしも比例するものではなく、複雑な要因によってねじれたような数値が出ることがあるようです。
検診の結果に所見があった方は、再検査を要するような状態でなかったとしても、一度ご自身の数値の意味を調べて見てください。
同じような状態の方の参考になれば嬉しいです!