ゴミはいつまでもとっておかれ、必要な物が消える家
クソみたいな愚痴の後編です。
前編を読まれていない方は、良かったらコチラ先に読んでください。
sentimentalover.hatenablog.com
親のスマートフォン買い替えに付き添った翌日。帰省の最終日です。
この日は前々から予定していた、実家の大掃除です。
実家は、部屋数の多い昔に建てられた家で、家族の人数が減った今では使っていない場所がかなりあります。
その収納スペースがあるのを良いことに、古い大物家具も使っていない家電も貯め込んで、がらくたも捨てずにとりあえずそこら辺の棚や引き出しへ…と言う感じで、片付いていない家になってしまいました。
物が多いせいか、母も掃除が段々億劫になったらしく、床の掃除機をたまにかける程度しかしてくれないので、家中が埃だらけです。
足の踏み場がないほど床に物が落ちているとかでは無いのですが、とにかく父が物を捨てられない人で、すぐに収納ケースを買い足してきてなんでも突っ込みます。
そして父は、家族がほんのちょっと置きっぱなしにしただけものを、勝手な判断で勝手なところに仕舞うのでいろんなものが行方不明に。
ここに○○無かった? と聞いても、父は覚えていないのでなかなか出てこない。
私のスマートフォンの充電器も、私の病院関連で国がお金を補助してくれるための手帳も行方不明になったし、家電の保証書や取説もあっちこっちに仕舞うので目当ての物は探し出せず。
子どもの頃には、宿題に必要なプリントも消え、廃品回収に出す予定の新聞などの古紙の中から見つかったこともあります。
犯人は100パーセント父です。
いつも、父しかそんなところに勝手に片づけない! という場所から発見されるからです。
他の家族なら、ここに出たままだったからそっちによけておいたよ、と言う感じで覚えていて、すぐに見つかるので。
この父は治せないと思いますが、無駄な収納ケースや棚が無くなり、探す場所が減れば事態は良くなるはずです。
仕舞いこむ場所が無くなってしまえば、がらくたも引き出しに突っ込めないので、処分するようになるかも知れない。
物が減ったり新しくなったり、片付けば母ももう少し掃除をしてくれると思います。
将来に実家の片づけで困るのは嫌なので、主人も手伝ってくれるということで頑張って来ました。
それぞれ仕事開始
前日の夜の宴会に続いて、この日も父はお昼にお酒の席に出かけていきました。
年度末なので、地域の集まりなどがいろいろあるらしく、まぁそれは仕方ない。
家の大掃除をやるんだよということは言ってあるので、飲み過ぎることも無く帰って来てちゃんと参加するだろうと、さすがに、さすがに手伝うくらいはするだろうと思っていましたよ。
先に言っておきます。そうです、裏切られます。
昼食を食べて、母と主人と私は掃除に取り掛かりました。
まず母はお風呂を、主人は脱衣場を、私はトイレを担当しました。
トイレは天井も壁も土壁なので、ほわほわとした埃がそこら中にまとわりついていました。
天井の換気扇の窓は、埃がびっしりと絨毯のようにへばりついていました。
それらをまず、念入りに掃除機で吸いました。
そしてトイレタンクの裏は、掃除機や手が届きにくいのでここも埃だらけ。
タンクと便座の隙間も、びっしりと埃だらけ。
タンク裏は必死に這いつくばって、タンクと便座の隙間は割りばしにそうじシートを巻きつけたりしてふき取りました。
あとは、突っ張り棒式の棚や窓枠なども埃だらけだったので、そう言ったところも徹底的に拭きました。
他には、凍結しやすいらしいパイプが一部むき出しになっているので、そこにタオルを巻きつけ直したりもしました。
そういったことをやるのに1時間半。
母も主人もちょうどそれくらいで一段落ついたようで、それぞれの成果を報告し合い、15分くらいコーヒー休憩して後半戦に臨みました。
憑りつかれたような父
後半戦であり、この日のメインは、洗面台横にある古いタンスを片付けることです。
実家は、脱衣場ではなく廊下の突き当りに洗面台があります。
その右手にトイレ、左手に進んでドアを開けると脱衣場と洗濯機置き場、そしてお風呂につながるというつくりです。
その独立した洗面台スペース横に、でっかい古いタンスが置かれ、その中に良く分からないものがたくさん入っています。
昔はここにタンスなんてありませんでした。
いつかのタイミングでこのタンスが必要なくなったか邪魔になった時に、処分せずに無理やり父がここに置いて残し、それ以来いろんなものが投げ込まれるようになったのです。
3人でここに取り掛かり始めると、父が帰って来ました。
まだ使える物だから捨てない、ではなく、使い勝手の良くない物、不衛生なもの、使っていない物なら捨てる。
役目を終えたものを、いつか何かに使えるかもと、目的もなく残しておかない。
ものを正しく処分できない父に対して、こういう風に物を手放そうと促し、ひとつひとつの物に向き合って自分の意思で捨てる決断をしてもらおうと、私と主人の中ではあらかじめ話していました。
私は正直言って無理だと思っていましたが、そうやって自己決定して手放して行かないと、また同じように繰り返すから、と主人は。
それで父に対して、主人は律儀に「こんなの出てきましたけど、捨てて良いですよね?」と物を見せて確認しました。
すると、「だめ!」「まだ使える!」「まだ残ってる!」「使う!」「捨てない!」のオンパレード。
いつの物か分からないくらい箱に染みがついた、新品の男性用化粧クリームとか。
あとは、新品のまま何個も出て来るくっさいオードトワレ。
こういうのを捨てられないんですよ。
全部、あること忘れてしまいこんでいた古い物ですよ。
主人が化粧クリームを見せて、「そもそもこれ、どんな役目の化粧品か分かって言ってますか?」と聞くと、「顔に付けるやつだろ!」。
そういうレベルの話ではない。化粧水なのかクリームなのか、オールインワンなのか、部分用のものなのか。
そういうことも何もわかってないんですよ。
「いつのか分からない古いのなんてやめましょう」「使う!ダメ!」「使わないでしょう…」
このあとです、父のドン引き行動。
その化粧クリームを奪い取って無理やり開けて、顔に塗ったんです。
そして、「ほら使う!」って。
これで主人は、あぁこの人と話し合って片づけることは出来ないと悟ったそうです。
あとで主人が言うには、あのときお父さん目がいっちゃってた、だそうです。
私と、たぶん母も、はなから無理だと思っていたので、もういい加減にしてくれと言う感じでした。
この後も出て来たものを物色して、これも捨てない、捨てない! と喚きちらしました。
そして、「このタンスをどかしたら小さな棚を置くから、ドライヤーなど必要最低限のものだけ置こう。私たちが帰って来たときの化粧品置き場としても使えるように、ドライヤーの横スペースは空けておいてね」と私が言ったとき、この日1番の最低発言が出ました。
父が不参加のほが仕事が進む
帰省したときに持ってくる、化粧水やクリーム類などをここに置きたいと言う私の希望に対し、父が「だめー!」と言ったんです。
「置いたらだめー! 化粧品は毎回、自分の部屋に置くの! 自分の部屋で使うの!」
はぁ?! って感じですよね。
もちろんこれにはブチギレましたよ。
「風呂上がりや、朝起きて顔洗って使うものを、何で一番離れた自分の部屋に置いて毎回持ち運ばないといけない!? アンタの尻拭いして片づけて、奇麗にして、出来たスペースに、帰省したときに使う最低限の化粧品も置かせないって、どの立場が言ってんだよ!!」
私は「もういい加減にして!もうやだ!誰の家の掃除を手伝ってやってると思ってるんだ!私はまだしも、○○くんにまでやってもらって。くそ親父が!」とブチギレて、一旦片づけを放棄しました。
居間のソファに座り、もう嫌だと言う私を主人が慰めに来てくれて、その後数分ひとりでクールダウンしたあと、また頑張ろうと思って洗面所に戻りました。
私が主人に慰められクールダウンしている間、居間にあるコタツの横のごろ寝布団で、散々飲んで酔って帰って来た父はいびきをかいて寝始めました。
私が戻ると、母と主人によって引き出しの中の物は全て外に出されており、3人で物の選別をすることに。
と言っても、ほとんど全部ゴミでした。
割れた腕時計。メインの部分がどこにあるのか分からない時計のベルト。釘やねじ。
カビの生えたブラシなど。
くっさいオードトワレは、どうせもう忘れて分かりっこないんだからと母と私で全部流してやりました。
お金がもったいないけれど、ちゃんと考えたらとっておくことの方が馬鹿な選択だと分かります。
亡くなった祖父の、ぼろぼろの古い手帳が数冊出てきて「これはどうしたらいい?」と主人が聞きました。
祖父はマメに手帳を書いていて、農作業の記録なども付けていました。
父に聞いたりしたら、農作業の記録があるのを良いことに「捨てない!」と言うかも知れません。絶対に読んで活用なんてしないのに。
遺品ですが、人間としての思いやりが分からない父が、「親父の書いたものだから、ちょっと残しておきたいなぁ」なんて考えるはずがないのは明確です。
その証拠に、こんな場所のタンスに適当に突っ込んで、ボロボロになって出て来たのだから。
母とそう確認し合って、そうだねと言って、父には言わずに処分しました。
他には、農産物を出荷するときに箱に押す、生産者のナンバーの立派なゴム印が出てきました。
母が「これ、こんなとこにあった。作り直したのに!」と言いました。
実家はずっと祖父が梅をやっていて、亡くなってからも実を付けてくれるので、親戚の手を借りながら両親が毎年収穫して出荷もしています。
こんな勝手なところに仕舞うのは、もちろん父でしょう。
私が高校時代に毎日使っていた、前髪用のクリップも出てきました。
蝶の装飾がついた、結構気に入っていたやつです。勉強するときは前髪が気になるので、いつも使っていました。
おそらく、ほんのちょっと洗面所に置いて忘れたものを、父が勝手に引き出しに突っ込んだんです。
これ誰のだ? 置きっぱなしだったぞ?
そんなふうにするのが普通のことで、だから普通なら無くしたりしなかったものだと思いますが、父は普通じゃないんです。
クリップは錆びていなかったので、帰省したときに使おうと思い、自分の部屋に持って行きました。
今までは川崎で使っているものをわざわざ持って行って、ヘアセットをしていないときには留めていたので、今度からは懐かしい蝶を使います。
ほとんどの物を捨てると即決したことで、タンスの掃除は思っていたよりスムーズに終わりました。
最後に、洗面台の下の棚の中身を処分・整頓し終了しました。
お風呂場からは、使っていないものの容器が消え、脱衣場には着替えや洗剤を置くための新しい棚が設置されました。

編集後記
どうでしたか、クソみたいな2日間。
親のことをこんな風に言うなんて、とお怒りの方は、身内に困った人間が居ない幸せ者なんだと思います。
面白かった! と思った方。
他人の話だったら、けっこう面白いですよね。
いいんです、私もそう思います!!
私と一緒になってイライラしてくれた方には、申し訳なさと感謝の気持ちです。
分かってくれる人がいるので、私はまだ警察のお世話になるレベルで父親に暴力をふるっていないのだと思います。マジで。
現実世界では主人が居なかったら酷いことになっていると思うし、ブログを通じてのお友だちにも、お話を聞いてもらえてとてもありがたいです。
今後あと何年かは、帰省のたびに大掃除をすることになると思います。
手を付ける場所がまだたくさんあることを、主人が「わくわくする!」と言ってくれているので、私も苛立ちながら頑張らなくてはと思います。
関東で一人暮らしする姉は、頼りにならないので。
物理的にも、片づけ適性としても…。
今回の片づけで母には少しスイッチが入ったみたいなので、今後も父の迷惑行動に後退しながらもなんとか抗って、実家を片付けていかなくてはと思います。