大好きなブックオフ
私は昔からブックオフが大好きです。
知っている方も多いと思いますが、ブックオフは古本だけでなく、CDやDVD、ゲームなども販売しています。大きな店舗では、洋服や楽器、スポーツ用品やおもちゃなども扱っています。新品や新古品も置いてあることがあります。
10代のころから利用していて、漫画や小説を買いによく訪れていました。最近では漫画を買う頻度は減りましたが、小説や実用書、ゲームなどを買っています。洋服はけっこう掘り出し物があるということも覚えました。
いらなくなったら?
みなさんは読み終わって、家に置いておかなくても良いかなと思った本はどうしていますか?
私は、以前はブックオフに買い取ってもらっていました。もともとが安くブックオフで買ったものなのですが、買取はだいたい10円とか5円ですね。
それでも捨ててしまうのはもったいないと思っていたし、自分のもらえるお金が少なくても、本というもの自体を捨てたりしたくなかったし、売ることが本を大切にすることだと思っていました。
最近になってメルカリを覚えたので、メルカリで出品することもあります。売れればブックオフでの買取よりいい値段になるので、状態の良いものはひとまずメルカリに出品です。
必ず売れるわけではないので、ずっと売れないようであればブックオフに持っていっています。
中古販売は作家にとって迷惑?
中古品御用達の私ですが、以前テレビでオードリーの若林さんがこういったことを言っていました。
「本は読み終わったら捨てるようにしている。どこかに売って、それを中品として誰かが買ったら、それはその本の売り上げに入らない。作家に印税が入らないから、中古店に売ることはせず、僕は捨てるようにしています。それが作家さんへの応援になるから」
こういった趣旨のお話だったと思います。
がーんっ! と私はなかなかのショックを受けました。
好きな作家は誰それだと本好きを語っていた私ですが、私の購買行動は作家を応援していなかったことになるのか、と。
これは小説に限ったことではなく、CDを中古で買ってもそのアーティストにとって売り上げ枚数が増えたことにはなりませんよね。
その他も、すべてのものが、中古で買ってもその商品が何個売れたのかという結果には反映されないのです!
作家の伊坂幸太郎さんがエッセイの中で、
「自分のファンだと言ってくれた音楽活動をしている青年から、聴いてくださいとCDをプレゼントされた。それがとても良かったから、ちゃんとCDショップに行って、そのCDを購入した」
というエピソードを書いています。
人気者はやることが紳士……。
でも私、お金ないし
しかしここで問題なのは、若林さんや伊坂さんと私の経済状況の差です。
若林さんのお話は処分についてですが、おそらく購入も新品ですよね。ですが、私が買いたいだけの本を全て新品で購入していたら、破産してしまいます。
売ることだって、メルカリで売れればお小遣いになるし、微々たる金額でもブックオフに買い取ってもらえれば、ブックオフが経営していくには必要なことです。ブックオフに誰も本を売らなくなったら、回りまわってブックオフから安く購入するもできなくなるわけですからね。
作家やアーティストを応援するか、自分の経済状況を優先するか。
「当時の僕は、中古で本を買っていた」 by道尾秀介
わたしのモヤモヤを解決してくれたのは、やはり大好きな道尾さんでした。
エッセイの中で、作家としてのデビュー前の自分は古本店で100円で小説を買っていたと語っています。
そうだよねぇ。私だってまだ、デビュー前だし。(何の?)
道尾さんは、特に古本が良いとか悪いとかは言及していません。ただ、当時はそんなにお金が使えなかったから、古本店を利用していた、と。
好きな作家さんがそうだったんだから、私だって中古で本を買って良いんだ!
それで〇〇ファンとか言っても良いんだ!
だって私、まだデビューしてないし。
一件落着です。
いつか夢のようなことが起これば
いつか私がデビューして(何の?)、お金をがっぽがっぽもらえるようになったら、本もCDも新品で購入するようにしようと思います。
もしくは、デビューしていなくても、作家さんやアーティストに直に会ってお知り合いになってもらえたら、新品で購入するようにします。
「ねぇ、新作もう読んでくれた?」とか、
「新しい曲、聴いてくれた?」とか。
そんな関係になったら、発売日に新品で買いましょう!
初版本とか、初回購入特典付きとかで。
「当ったり前じゃん。ちょー良かったよ」って言わなきゃいけないからね!
それまでは、大好きなブックオフのお世話になりたいと思います^^
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