ネガティブ主婦の一喜一憂ブログ

基本ネガティブですが、希望をもって生きてます。いろいろと持病がありますが、最低限のお薬でそこそこの状態を保って暮らしています。動揺しやすく繊細気質な私の、病気や日々の生活の一喜一憂を綴るブログです。たまに可愛いワンコ登場☆

「仕事をしろ」「外に出て人とかかわれ」ばかり

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日本語の文章

小説や文章についてアレコレ言うのが好きです。

 

公募ガイド」という雑誌を皆さんご存じですか?

 

小説だけでなく、俳句や短歌、フランクな川柳やキャッチコピー、写真や絵のコンクールなどなど、様々な公募情報を紹介している季刊誌です。

 

私はもともと国語の先生を目指していたくらい日本語の文章というものが好きで(古典はニガテ)、小説などを書いて応募しているわけでもないのに、この雑誌を買っています。

 

数年前、月刊誌だったころに1年間ほど買って、飽きて、昨年から季刊誌になったあたりでまた買うようになりました。

 

プロの作家さんのインタビューや、文章を書くと言うことについてアレコレ言っている話を読むのが楽しいです。

 

素人の人が応募した短編が載っていたり、プロの人がその評価をしたり。

審査員は賞レースでどういった作品に票を入れるか、笑いや感動といった要素の取り入れ方、長編を完成させるにはどんな書き方をするのか…。

 

そんな、「面白い文章」「他人から評価される文章」というものをめぐるあーだこーだが書かれている雑誌です。

 

 

良い物を書くには他人とのかかわりが必要

雑誌を読んでいると頻繁に出てくるお話が、とにかくいろんな人とかかわったりいろんな経験をしろと言う話です。

 

例えば、小説を書く時間を確保するために、仕事を辞めてしまうのは良くない。プロとして軌道に乗るまでは、本業を辞めずにいろんなものを吸収しろ。

プロになってからも、医者や教師、お坊さんを続けながら小説を書いている人もいる。

 

そういった知識や経験がないと、細かい設定に現実味を出したり、専門的なことが書けない、とか。

 

他にも、プロの作家さんのインタビューでは、とにかく外に出て人と話すのが好きだ、とか。

常連のカフェや飲み屋さんで仲良くなる人から聞いた話が小説に生きたりする、みたいな。

 

そんなアドバイスがちょくちょく出て来ます。

確かに、家にこもって頭の中だけで物語を考えるのって、少ない引き出しから無理やりネタを探すような感じで、自分の主義主張と同じことを言うキャラクターばかりになってしまうかも。

 

でも、私思いました。

小説は書いてはいない私ですが、ほぼ1日おきブログをアップしています。

 

よく私はこれだけの頻度で無駄話をアウトプットできているなと、ちょっと感心しましたよ。

 

ほとんど家にこもって、主人としか会話していないんですから。

ただよく書く話を思い返すと、過去の不満とかが多いですね(汗)。

 

話のネタを、捨てずにずっと保管していると言うことでしょうか。

そうかもしれません。

 

いい加減忘れたら良いのに、忘れたくても手放せない記憶の中で、うなされながら生きている感じです。

 

経験値の無さ、人間としての出来栄え

とにかくいろんな仕事や経験をしろ、人とかかわれ。

このアドバイスに出会うと、作家さんになるためのお話としてだけでなく、まるでそういう人が人間としても優れているんだと言われている気がしてしまいます。

 

優れていると言うか、魅力的で面白い人間とは、外で仕事をしていて、フラーっとひとりで飲み屋さんに入って他のお客さんと仲良くなっちゃうような人ですよ、と。

 

私と真逆です。

 

確かに、病気になってからの私の生活って本当につまらないものだと思うし、この13年、何をやってきたのかと言ったら何もやっていないです。

 

でも病気の悪化を考えると、むやみに仕事を始めたり、何か集まりに参加するのは危険なことだと思っています。

それをせずに生活させてもらえているのだから、このまま安全な場所に居た方が良いのだろうと。

 

無理をすれば病気が再発する可能性があるし、それほど無理をしなくても睡眠障害は再発だろうなと安易に想像できます。

 

でも今の穏やかさが、言い方を変えればつまらない生活なわけです。

 

とにかく、面白いものをアウトプットできる面白みのある人というのは、仕事をし、外に出て他人とかかわっている人であるというのが、文章に関わる世界に居る人たちの共通認識のようです。

 

悔しい。