背中がぼこぼこ、血の塊?
今回の帰省。
実家で暮らす愛犬の腰に、ぼこぼこといぼのようなものが出来ていることに気づきました。
毛をかき分けると、カーブした線状に3~4センチくらい、黒く血が固まったかさぶたのようなものを発見し、病院で診てもらうことに。
見つけたのは土曜日の夜。
病院に連れて行けるのは月曜日でした。
病院に行くまで、似たような症状の人が何かネットに書いていないか調べましたが、これと同じかなと思える情報が見つからず、気になるのは「腫瘍をひっかいて血が出てかさぶたになった」といったものでした。
かさぶたそのものが問題なのではなく、黒い塊がかさぶただとしたら、何が原因でかさぶたが出来たか(出血したか)です。
ほんの数日前に乳がんの除去手術を受けたばかりだったので、腰に出来たものも何か関係があるのではと、不安は大きくなるばかり。
もし同じような症状で情報検索をしている飼い主さんがいたらと思い、今回のことを書きとめておきたいと思います。
原因を知るために毛をカット
獣医さんに診てもらうと、何か傷が出来てしまって、そこから出血したのものが毛について線状に固まっているかさぶたでしょうとのことでした。
ほんの数日前に乳ガンの手術をしたばかりでしたが、それとは関係ないと思いますねと言われてひとまず安心しました。
ほっておけばそのうちにかさぶたはポロッと取れて、少しその部分の毛が禿げてしまうかも知れませんが、たぶん問題ないでしょうとのことでした。
ただ、かさぶたが取れるまでほっておくのもあれだし、どんな傷があったか早く知って安心したいようであれば、バリカンで毛をカットしながらかさぶたを除去することも出来ますよと言われました。
私たちはかさぶたの原因も早く知って安心したかったので、毛をカットしてもらうようお願いしました。
5分くらいで済みますよとのことで、一旦診察室から出て愛犬を預けました。
老齢性のいぼ
5分経っても呼ばれず、10分ちょっとは時間がかかったと思います。
再度診察室に呼ばれると、エリザベスカラーを付けた愛犬がいました。
腰の辺りはごそっと毛がなくなり、直径3センチくらい真っ赤にえぐれていました。
愛犬は「だっこして~」と元気にこちらに戻ってきましたが、とても痛々しい見た目になっていました。
時間がかかったのは、毛をカットしていくといぼらしきものがあり、それを切除していたからでした。
(説明はありませんでしたが、部分麻酔をして切除してくれていて時間がかかったのだと思います)。
こういったいぼがありましたと、獣医さんが脂肪と血がぐにゅっと固まったような、グロテスクな小豆ぐらいの大きさのものを見せてくれました。
愛犬の腰に出来ていたものは「老齢性のいぼ」でした。
愛犬は13歳8か月のミニチュアダックスフンドです。
食欲もあり動きも若々しく、子どものころと比べると遊びこそすぐ飽きてしまいますが、まだまだ元気なコです。
病院で「老齢性の」と言われ、そうかもうおばあちゃんだもんなと思いましたが、獣医さんに言われるまで高齢であることと今回のことは家族のあいだでは結びついていませんでした。
皮膚が壊死しなくて良かった
獣医さん曰く、ワンちゃんは高齢になるといぼが出来てしまうことがよくあるそうです。
いぼは良性で、心配するものではないとのことでした。
ただし、いぼはほっておおくと徐々に大きくなり、周辺の皮膚が壊死してしまうので早めに除去出来て良かったですとのことでした。
もし、かさぶたが取れるまでほっておけばいいやと何もしてもらわなかったら、もっといぼが大きくなってしまうところでした。
動物の病気に関してどういった治療をしてもらうかは、獣医さんが100%決めるのではなく、獣医さんの提案から最終的には飼い主が決めます。
人間の治療よりも、ペットの治療は、お医者さんではなく患者側に委ねられる割合が大きいと思います。
今回のことも、毛をカットしてもらうように頼んで本当に良かったです。
もちろん、ワンちゃんによってかさぶたやしこりの原因はさまざまですが、すべてにおいて共通するのは早く診てもらった方が良いということですよね。
今回のいぼも、数日前の乳がんの除去も、初期の発見でした。
異常にすぐ気づけるように、普段からワンちゃんの体をたくさん触ってあげてください。
何か不安があってこちらの記事にたどりついた飼い主さんの可愛い家族が、何事も無いことを祈ります。