鬼が来た
節分終わっちゃいましたけど、ラジオでTBSの蓮見さんが息子さんの保育園での節分のお話をしていて、思い出したことがあるので書きます。
私はけっこう小さいころのことを覚えていて、保育園のころの記憶とかもあるんです。
保育園や幼稚園(今はこども園?)とかでよくあると思うんですけど、私の通った保育園にも、節分に鬼が来ました。
でも私、『泣いた赤鬼』の絵本を読んでいて、鬼はホントは怖く無いんだよって信じてたんですよね。
*『泣いた赤鬼』のあらすじ、簡潔に載ってます↓↓
だから、保育園に突然鬼が現れても、園児の私は逃げなかったんです。
鬼は怖く無いよ!
逃げ惑う周りの子たちに対して、私は必死に「鬼は怖く無いんだよ!」と教えて、逃げなくて良いと伝えたんですが、みんな逃げ惑って聞いてくれず。
そんな私のところに先生が寄ってきて、「◯◯ちゃん、いいの、逃げて、逃げて」と小声で。
ゴネた私でしたが、結局先生に引っ張られ、遊び場のすみに逃げたみんなのところへ連れて行かれました。
そこに他の先生たちがセリフを言いながら登場し、「みんなで〜〜して、鬼をやっつけよう!」みたいな流れになったんです。
この辺は記憶がちょっと曖昧ですが、とにかく先生たちは園児を交えてのシナリオを用意していたらしいんです。
でも私は「鬼は仲良くなりたいんだよ〜」みたいな感じで、鬼をやっつけないようにみんなを説得して回ったんです。
誰も聞いてくれなかったと思いますが。
結局、鬼は「やられたー」みたいになりました。
しかも正体バラす
鬼は年配の男の人で、私の保育園には女の先生しかいませんでした。
でも、途中から気づいちゃったんですよね。
鬼、近所のぶどう農家のおじいちゃんでした。
毎年巨峰が実る季節になると、園児たちにぶどう狩りを体験させてくれるところがあって、そこのおじいちゃんだったんです。
なので私、「うわー」と逃げる鬼を指して、「ねぇねぇこの鬼、◯◯屋さんだよ〜」とみんなに教えたんです。
『鬼、悪くない説』は聞いてくれなかった周囲の子たちでしたが、◯◯屋さんには気が付いたらしく、「ホントだ〜。◯◯屋さんだ〜」と。
鬼の正体は周囲に伝わりました。
その後、どういう流れで鬼が逃げて行ったかはよく覚えていません。
しかし、先生が一連の流れを迎えに来た母に話し、母が呆れていたのは覚えています。
大人たちの苦労をぶち壊した、懐かしい思い出です(*^^*)