ネイル
ある女性誌にちょっと前、綿谷りささんがマニキュアに関するエッセイを書いていました。
以前は人と頻繁に会っていたから、ネイルのケアを定期的に行っていた、と。
しかしコロナで人と会うことがなくなり、しばらくはネイルをしなかったらしいです。
久しぶりにセルフでマニキュアやペディキュアをしてみたところ、こういうお洒落は自分の心のためにするんだなと思ったとか。
私はネイルサロンのような場所に行くのが苦手なので、ネイリストさんにネイルをしてもらったことはありません。
しかし、セルフではたまに塗っています。
マニキュアは自然な色(ピンクやベージュ系)ばかりですが、ペディキュアは派手な色を好んで塗っています。
足の爪は、なんとなく派手色を楽しんでも許される気がするからです。
でも足は夏だけ
マニキュアの方は一年中、季節関係なく不定期に塗っていますが、ペディキュアは夏のみでした。
なぜなら、外出時に裸足になるのは夏だけだから。
そういう方、多いと思います。
サンダルを履いたときに、素爪だとサマにならない気がして塗っていました。
しかし綿谷りささんのエッセイを読んで、冬だけどペディキュアがしたくなりました。
自分のため、ね
足の爪にスモーキーなピンクを塗って、そっか、自分のためかぁとエッセイに納得しました。
病気が今よりひどく、外にお出かけなんて出来なかったころは、一日中パジャマで過ごしていました。
着替えたとしても、ヨレヨレのどうでもいい服。誰にも会わないのだから。
しかし病気が回復してきてからは、家からほとんど出ないとしても、毎朝着替えをするようにしています。
街にお出かけしたくなるような服装じゃないとしても、部屋着とは違うものを出して着ています。
月に2、3日しか休みの無かった大学生の頃は、1日中部屋着で過ごせる日があるなんて、贅沢で大切な息抜きの日でした。着替えもせず、ずっとお昼寝やゲームをしたり。
忙しい人はきっとそうなのだと思います。
でも今は、休む時間と活動する時間を意識的に切り替えないと、気持ちがしぼんでいく感じがします。
「冬だけどペディキュア」は、これとおんなじ気持ちなんだなと思いました。
自分の気持ちを前向きに切り替えるために、セルフケアやちょっとしたお洒落って存在するんですね。
人に見られるから綺麗にしたいと思うのは、それはそれでありますが、自分のためだけにペディキュアを塗るのもいいなと思いました。
今後も定期的に、派手色のペディキュアを塗り替えていこうかなと思います。