長期記憶だって……
先日、病気になってから短期記憶がすぐになくなるという記事を書きました。
それはそれで、その通りだったのですが、まるで長期記憶は良いままみたいに思い込んでいたなと気付きました。
私が今でも鮮明に覚えている長期記憶は病気の前のものがほとんどで、病気後の長期記憶は混乱しているんだなと気づいたのです。
きっかけは、誕生日の話でした。
私の誕生日は9月27日。近づいてきました。
サンダルが欲しいな
最近、立て続けに今履いているサンダルたちに引退の影が見えてきました。
暖かい時期が終わったら、一気に2つ3つお別れするかも知れません。
そこで、お店を通りかかると可愛いサンダルを物色してしまうのですが、セールでもないので買わずにいます。
先日もお店で立ち止まっていると、主人が誕生日プレゼントにする? と言ってくれたんです。
結局、もうちょっと見て考えたかったのでそこでは買ってもらいませんでしたが、そうかもう誕生日なんだなぁと複雑な思いになりました。
落ち込んでしまった私に、主人は「一緒にいれば、誕生日が来たって、何歳になったって大丈夫だよ」と言ってくれました。
その言葉に、これまでの誕生日のたびに落ち込むのを支えてもらってきたことを思い出しました。
そして、これまでの誕生日をどんなふうにお祝いしてもらったかも、思いを巡らせてみました。
いつがどれか分からん
誕生日に連れて行ってもらったお店やプレゼントはいくつも思い出せるのですが、それがいつのことだか分からないのです。
去年はあれかな。
あれ、おととし、その前?
〇〇をもらった、〜~をしたという場面ごとの記憶はあっても、それぞれがいつかという記憶が繋がりません。混乱してしまいます。
大学生までのことは、何年生の時にこうだったとか、ちゃんと分かるんですけれど……。
そして、病気を発症してからのはじめの数年間は、ほとんど記憶がないです。
こういうことがあったんだよといろいろ主人に言われても、思い出せません。
記憶を失う、記憶を保つ力が弱いって、やはり不安になります。
病気の始めのころに関しては、失うとか保つというより、インプットさえされなかった感があります。
失ってしまいたい記憶は消えないのに……。
先日の記事にコメントを下さった方々のように私も、大切なことはメモして残していきたいです。
手帳に書いている簡単な日記や、このブログが役立ってくれたらと思います。