トイレットペーパー
朝、トイレで用をたして手を洗っていると、使い終わったトイレットペーパーの芯が横に置かれていました。
「あれ? 私今トイレットペーパー替えたっけ?」と思いましたが、まぁ芯があるということは替えたのかもしれないと思い、捨てるために持ってトイレを出ました。
記憶には短期記憶と長期記憶がありますが、私は短期記憶がとても弱いです。
短期記憶は、例えば短時間で言葉や記号などを記憶し、すぐ後に思い出すような能力です。
長期記憶は、何年も前のことを忘れずに覚えていると言った感じ。
もともとはそうではなかったと思うのですが、統合失調症になって以降、この短期記憶の能力が極端に下がったように思っています。
やはりこれが、脳の萎縮とかそういった後遺症があるといったことなのかなと思っています。
主人の仕業
トイレットペーパーのお話ですが、芯を持ってトイレを出ると、主人が「ごめんごめん、替えたのに芯捨ててなかった」と言いました。
どうやらトイレットペーパー替えたのは、私ではなく主人だったようです。
私はてっきり、自分の記憶が瞬時に無くなってしまったのだと思っていたのですが、そうではなかったようです。
でも、一安心と言うわけではありません。
だって、「自分は替えていないのに芯がある。主人が替えてくれたのに、ゴミを持って出忘れたんだな」とは思えなかったのですから。
この短期記憶の弱さは、服薬に関しても困りごとがあります。
「薬飲んだ?」と聞かれても、ほとんど思い出せません。
毎日のルーティーンとして無意識に行っているような行動に関しては、なおさら。
自分が薬を飲んだ映像は頭に浮かぶのだけれど、それがさっきのことなのか、それとも昨日のことなのか……。それが分かりません。
お薬に関しては毎食後と夜と書かれたケースに入れて1週間分を管理しているので、ケースを確認すれば飲み間違えてしまうことは無いです。
それでも、とっさに聞かれると思い出せないのです。
そういった能力が低くなっていることは主人も把握しているので、お薬の飲み忘れがないように、いつも一緒にチェックしてくれて助かっています。
どうぶつの森 お手紙とプレゼント
主人と一緒に、switchの「あつまれ どうぶつの森」を楽しんでいます。
このゲームは、私たちプレーヤー含めた住民たちにお手紙を送ることが出来ます。
お手紙にはプレゼントを添えることも出来ます。
この機能で、私は毎日主人にプレゼント付きのお手紙を送っています。
主人も、ほとんどの日にプレゼント付きでお手紙をくれます。
私は昼間の家事の合間に遊ぶことが多く、主人が遊ぶのは夜です。
よく主人が夜にプレイしながら、「今日も俺からお手紙届いてた? プレゼント何だった?」と聞いてきます。
これは分からなくて聞いているのではなく、「喜んでくれた?」的なニュアンスです。
主人は自分が前日に書いた内容やプレゼントを覚えているうえで聞いているのです。
しかし昼間にプレイした私は、もうその内容を思い出せない……。
そのことが、まるでお手紙の内容やプレゼントを喜んでいないように思えてしまって、自分でも悲しいです。決してそんなことはないのですが。
すぐに忘れてしまうことを主人から責められることは無いですが、「今日のプレゼント、スペシャルなものだったでしょ!?」と言われても、「えーっと……」となってしまうのは、申し訳ないなと思います。
後遺症として、仕方のないことなのでしょうか。
リハビリとかは出来ないのかな……。