片付けの本
前回も書いた、今読んでいる片付けの本について。
ちょっと嫌だなと思ってしまう箇所が出てきました。
それは、使っていない、趣味では無いいただき物について。
まあ片付けの本ですから、それをどう処分するのかと言うことについて書かれているんですけどね。
著者は、いただき物手帳みたいなものをつけると良いと指南しているんです。
何月何日、誰それからこんなものをもらったと手帳やメモ帳に書き記す。
そこに書くことで、贈ってくれた人の気持ちを受け取り、要らないものとはバイバイすると言う方法。
確かに、誰かがせっかくプレゼントしてくれたものでも全然使っていなくて、でも処分するには…ってもの、ありますよね。
ここまではまだ良かったんですよ。
でもその後がモヤッとでした。
引き出物はいらない
例に書かれていたのが、「友人が私をイメージしてプレゼントしてくれたテディベア→姪っ子にプレゼント」
ここまでは良いです。可愛がっている姪っ子に譲ったなら、知っている相手だし、テディベアは小さな女の子なら喜んでくれたのでしょう。
問題は次。
「私は引き出物は箱から出しません。開封せずにバザーやリユースショップへ」と、イラストが添えられわざわざ※印で書かれていたんです。
いや、実際あると思いますよ、そう言うこと。
引き出物を、売りに出したりバザーに出す人。
結婚祝いや出産祝い、誕生日プレゼントとかも。
でもそれ、本に書いちゃいます?というモヤモヤです。
この著者を結婚式に呼んだ人、これまでもこれからも、何人もいるでしょうに。
はっきり「私は」「引き出物は」なんて書かずに、
「出番のないいただき物とかが場所をとっていませんか?感謝の気持ちと共にノートに残して、物は必要な人に譲ってしまうのも手です」とか濁して書けば、参考にしたくて本を読んでいる人は、勝手に「あの引き出物…」と思いつくでしょう。
「私にとって引き出物は、家のスペースをとる邪魔モノでーす!」って、言ってるのと同じですよね。
想像力
私は結婚式を挙げていませんが、もし招待者の中にこんな情報を得意げに発信している人がいたら、怒って縁切っちゃうかも。
せっかく選んだ引き出物をそう言うふうに思う人も、中にはいるだろうと言うのは想像できます。
でもそれ、贈ってくれた人に悟られたらダメなやつですよね。
著名な人が、本に書いたらダメでしょう。
片付けには想像力が必要ですよね。
使っていない物を捨てる踏ん切りがつかないとき、「売るもの」「人に譲るもの」「捨てるもの」と分けて分類すると、売ったり譲ったりして捨てなくて良いなら手放せる…と言うことあると思います。
そういうとき、想像力を働かせて考えますよね。
想像力のプロであるはずの片付け専門家が、こう言ったことを書く意味は想像出来なかったのかなと思います。
一般の書籍だとあまりこう言うことってバッシングを受けたりしませんが、身バレしてる人のSNSでの発言なら問題になりそう。
「そんなふうに私からの贈り物を扱ってたなんて…。ありがとうなんて言っておいて、邪魔モノだと思ってたんだ、ショック!」
そういう人が出てきますよね。
片付けのモチベーションを上げるために読んでいる本ですが、人間不信の気持ちが出てしまいました。
でも参考になるところはあるので、納得できるところだけインプットしたいと思います。