アリスちゃんはパンがお好き
おや、そこでじーっと何かを見つめているのはアリスちゃん^^
まだこちらに気付いていませんね。
それでは恒例の、みんなで呼んでみましょう!
おーい、アリスちゃーん!!
あれ?! 無視ですか。ひどい……。
呼んだのにこちらを向いてくれないアリスちゃん。正直、よくあります。
では、何をそんなに熱心に見つめているのでしょうか。
主人の朝食のパンですね!
アリスちゃん、パン大好き犬です。
パンに目が無いのです! パンには耳がありますけどね、ふふ。
(いけない! アラサー女子なのに親父ギャグを言ってしまった)
アピるアリスちゃん
クリームの付いていない、はじっこのところだけちょうだいよーと、視線が語っていますね。
おっ、今度はアゴ乗せ攻撃です。己の可愛さで何とかしようとする作戦ですね。
主人、可愛さに完敗です。
今ではこうして可愛くおねだりする方法を覚えたアリスちゃんですが、昔は要求があるときはとにかく吠えていました。
吠える以外のコミュニケーションの方法を覚えると、ワンコと人間とのやり取りがよりハッピーになりますよね。
おねだりするアリスちゃん
仕方がないので、パンをあげましょうと主人。
危ないからまず、ソファから降りようね。
はい、オスワリ。マテ。
ここでアリスちゃんの必殺技、「チョウダイ」です!
左のオテテにご注目!!
パンを勝ち取ったアリスちゃん
「オテ」や「マテ」などのひと通りのツールは、仔犬のころに覚えたのですが、この「チョウダイ」を覚えたのは7歳くらいになってからです。
面白そうだったので教えたところ、オヤツと直結しているためかすぐに覚えました。
これ以来、何か欲しいときは「チョウダイ」の連続攻撃で、バシバシされます。
ヨシ!
意思表示できることで、イライラが減る
可愛く「く~ん」と鳴くことや、「チョウダイ」を覚えていなかったころのアリスちゃんは、今よりも要求吠えや無駄吠えが多かったと思います。
人間のようには言葉を喋れない犬。
気持ちを伝えるためのツールが必要ですよね。そしてその意思表示に応えてあげることで、犬の方はもちろん、スムーズなやりとりが生まれるので人間側もイライラしません。
ちなみに、アリスちゃんにあげられない食べものや、もう終わりというときは「ダメ。アリス食べれないよ」「オシマイ。もう無いよ」と、両手でバイバイすると、諦めてくれます。
全ての要求に応えるわけでなく、ダメなときはダメ!
この「ダメ」だって、何を要求されているのか人間が分からず応えてあげなかったり、「ダメ」の意味を犬が理解できないようでは役に立ちません。
「自分の要求の意思は通じた。でも、要求が通らないということなんだな」と犬が理解できれば、お互いにイライラが減ります。
何を要求しているのかが理解されないことが苦しいのは、人間も動物も同じです。
大切ですよね。意思表示。それを読み取るきもちも、大切。
専門的な話になってしまいますが、私は応用行動分析学というものを専攻していました。その時は障がいのあるお子さんが対象でしたが、障がいの有無や年齢、人間か動物か関係なく活かされるものです。
アリスちゃんとのコミュニケーションで、ちょっとは役に立ってるかな?
アリスちゃーん、抱っこさせてくださーい!
☆注意☆
無意味な長時間の「マテ」は、単なる嫌がらせです。
「マテ」はあくまで、危険があるときに飼い主の言うことを聞いて停止できるかの、信頼関係の訓練です。
何分間も「マテ」をさせたり、「マテ」をさせながらよそ事をしたりといったことはしないでください。
特に食べ物が絡んでの長時間の「マテ」は、食に対する執着が強くなってしまうので、絶対にやめてあげてください。
参考:『いぬのきもち』
お付き合いくださり、ありがとうございました~!!
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