ネガティブ主婦の一喜一憂ブログ

基本ネガティブですが、希望をもって生きてます。いろいろと持病がありますが、最低限のお薬でそこそこの状態を保って暮らしています。動揺しやすく繊細気質な私の、病気や日々の生活の一喜一憂を綴るブログです。たまに可愛いワンコ登場☆

妄想とは、事実とは

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よく言うやつは、厳密には間違ってる

「どうせ私なんか…めそめそ」なんて言う人がいると、「被害妄想だよ」とめんどくさそうに答える友人の図。

 

「被害妄想」という言葉を聞くと、こんな使い方を思う人が多いと思います。

 

一般的に使うのってこんな感じだと思うんですけど、これ、本当は使い方間違ってるんですよね。

 

そもそも、「妄想」と言うのがどんな状態なのかが、みんなけっこう間違ってるんですよ。

 

妄想とは、現実には起きていないことを事実だと思い込むことです。

 

世の中の人は、「想像」とか「空想」に対して「妄想」って言っちゃう人が多いんですよ。

 

「芸能人の〇〇くんとデート出来たらなぁ…ぽわわわーん♡」みたいな空想、想像のことを「妄想癖」なんて言っちゃうのが原因だと思うのですが。

 

「私は芸能人の〇〇くんとデートしたのよ。〇〇くんは私のこと好きなの」と、現実ではないことを事実だと思い込んでいるのが妄想です。

これは病気の症状です。

 

冒頭のような「どうせ〇〇なんだ」と悪く想像するのも、そう思っても仕方ないような陰口や態度を受けての落ち込みなら、被害妄想ではありません。

 

マイナスに考えちゃっても仕方ないよね、と言うような状況で「どうせ…」と言うのはあくまで、悲観的な想像。マイナス思考。

 

なんでこんなこと書くかと言うと、精神疾患の症状に「誇大妄想」や「被害妄想」と言ったものがあるからです。

 

 

本当はこういうやつ

精神科とかの分野で言う、本当の妄想とは。

 

「街中の奴らが私のこと笑ってる」

「テレビの中のあの人も、私に死ねって思ってる」

 

こんな感じの、現実には起きていないことを、悲観的に思い込むのが被害妄想です。

 

誇大妄想と言うのもあります。

「私は〇〇王の生まれ変わりなのだ」

みたいなのを、本気で思い込んでるやつですね。

 

どれにしても、妄想とは事実でないこと事実と思い込んでいることです。

「〇〇だったら良いのにな」とか「どうせ〇〇なんでしょ…」と言う、空想や想像とは違います。

 

レッテル

精神疾患があると言う前提で話をすると、言っていることを「妄想だな」と思われて信じてもらえないことがあります。

 

精神的にしんどい状況が続き、大学時代に初めてかかった精神科で。

バスに乗って友人と話していたら、知らない爺さんから「うるせぇんだよ」と怒鳴られた、と言う話を診察でしたことがあります。

 

これはサークルの友人と乗っていた時の話で、事実なんです。

近くにいた女子高生も、なに今の?ヤバくなぁい?と笑っていたのを覚えています。

 

大声で話していた訳でもないのに、知らないクソジジイに怒鳴られるなんてとてもショッキングな出来事でした。

 

この「最近あったショッキングな出来事」の話題を診察で話したのですが、たぶん医者の中ではこの話は「被害妄想」としてカルテに記入されたのではと思っています。

確認したわけではありませんが…。(と書くと、それが妄想じゃないのと言われそう)。

 

統合失調症だろうと決めてかかっている医者にとっては、その診断を後押しするような話に聞こえたのではないかと思うのです。

 

当時はなにも分かっていなかったけれど、今になって「あのヤブ医者…」と思い出すことがあります。

ヤブ医者の、診察での思い出すと腹の立つやり取りは書いたらキリがないので、今日はやめておきます。

 

でも終始、私の傷ついた神経を逆撫でするような診察でした。

 

地元に帰って、今の病院に移ってホント良かった。

 

本当にあったことを話しているのに、この人は統合失調症だから、陽性症状で妄想があるんだよ、なんてあしらわれる恐怖。

 

なにを言っても、あの人は病気だからと信じてもらえない恐怖。

 

何もしていないのに、犯罪者予備軍として警戒される悔しさ。

 

当時の病院のことだけでなく、現在進行形で受けている扱いも頭の中でぐるぐるしていて。

 

色々な悲しみや悔しさを思い出して、ちょっとこう言うことを考え込んでしまいました。