年賀状って出しますか?
主人は社会人になってから、毎年年賀状を書いています。主に仕事関係の人。
私はずっと年賀状を書いていなかったけれど、私や相手が結婚したのを機に、今はかつての同級生3人だけやり取りをしている子がいます。
結婚してからは、お互いの親族にも書くようになりました。
ところで、私は主人の年賀状に対する考えに疑問をもっています。
主人は毎年この時期になると「年賀状とかマジ必要なくない?」と言い出します。結果ちゃんと出しているのですが、「年明けて顔合わせる人に年賀状出す意味ってなくない?」というのが、主人の主張です。
私は、こう言ったことを主張する人に出会ったのは主人が初めてです。
年賀状自体をやらないと決めている人にはこれまで出会ったことがあり、それもなんでだろうと思っていましたが、「年明けたら顔を合わせる人には必要ない!」という主張は、初めて聞きました。
そういったお考えの方、いますか?
年賀状やる人ですか? と確認するらしい
主人は部署などが変わって新しく親しくなった方に、「年賀状やる人ですか?」と確認するらしいです。「え? やらない人ですか?」となると、「お互いに出すのやめませんか?」の方向にもっていく。
「はい、出しますけど」と言われてしまうと、しょうがないなと思いながらこちらも出す。
「お互いに出すのやめましょう」って、失礼だと私は思うのです。その相手も出したくないと思っているのならともかく、普通に出してくれるつもりでいた相手に、「あなたからの年賀状いりませんから!」って言ってるってことですよね……。
しかも、同じ職場にいるときに年賀状を始めないから、異動や転勤で顔を合わせなくなっても、結局年賀状やってない人多いじゃないの。
親しく付き合わなくていい宣言
少し話が変わりますが。
高校・大学時代にはお互いに誕生日プレゼントを贈り合っていた子に、卒業後「もうこの歳になると(20代前半)、誕生日とかどうでも良くならない?」と言われたことを思い出します。
確かに、卒業したその年、私の方が先に誕生日が来るのですが彼女はなにもしてくれませんでした。プレゼントはもちろん、それまでは毎年送ってくれていたメールもなかった。
それでも私の方からは、彼女の誕生日におめでとうのメールを送って、プレゼントを渡したのですが、その際の返事が上の言葉でした。
誕生日がどうでも良いと言うより、私への扱いがそれで良いというふうに彼女の中で位置づけられたのだなと思いました。
年賀メールも毎年送り合っていたのですが、彼女からの返信は2日後とかで、私が送るのをやめると、向こうからも来なくなりました。
主人の話に戻りますが、「お互いやめましょう」って、なんか、あなたとは親しく付き合わなくて良い宣言みたい。
そういうとこ結構ドライ
仕事上、仕方なく義理で送っている相手もいるとは思いますが、コロナ前だったら一緒にランチを食べたり、飲み会でも楽しく過ごしたり、そういった相手がいるのって、私は主人が羨ましいと思うんです。
なのに、主人はそういった相手がいることに感謝をしないと言うか、それを幸せなことだと思えてないと言うか。
年賀状は、そういったことの、あくまでひとつの現れだと思うのです。日々の言動の中でも、友人や仕事関係の親しい人に対して、結構ドライな考え方なんだなというのを感じます。
年賀状って、お手紙ですよね。
自分のために、お手紙を出してくれること、嬉しく思わないんですかね。自分がお手紙を出せる相手がいること、嬉しく思わないんですかね。
主人の両親もこういったドライなところがあるので、子どものころから親のそういった発言を聞く中で、同じように考えるようになったのかも知れません。
お手紙だからこそ、メッセージが無いのは許せない
年賀状って、印刷したものそのまま送って来るだけで、手書きのメッセージが無い人っていますよね。それにモヤモヤすると言うのは、主人も私も同じ意見です。
手書きが重要なわけではなく、絵柄をパソコンで一斉印刷したり既存のハガキを購入したら、普通、相手のことを考えて何か一言書きますよね。そうすると自ずと手書きになるということで。
主人のもらう年賀状を見ていると、印刷しただけのもの送ってくる人って、結構多いんでよね。これにモヤッとするきもちは分かります。
主人は「メッセージが無い年賀状の人とは、本当にやりとりをやめたい」と言いますが、私は怒りより疑問を感じるんです。
どうしてメッセージを何も書いていないのに、それでお手紙が完成していると思うんだろう、と。
既存の絵柄の中に「迎春」とか「本年もどうぞ~」とか書かれているからって、それあなたの言葉じゃないでしょう。白紙のお手紙出してるのと同じじゃん。
ハガキで年賀状を送らなくても、メールでもラインでも、お互いが良ければそれでいいと思うんです。でも、個別のメッセージは書こうよと思います。
その相手のことを考えて書いた、使い回しじゃないメッセージを。
新年のあいさつができることの幸せを感じない人は、そのうちバチが当たるんじゃないかと思ってしまいます。主人には、今ある日常のありがたみをもっと考えて欲しいです。
年賀状を出し合うという交友関係を、1度全て失ってしまった私としては、そう思うのです。
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