遊んでいたのに
昨日の夜、主人と寛ぎながらよくやる遊びをしていました。
遊びといっても、これと言ったルールのあるものではなく、私が一方的にクイズを出すだけなのですが。
「ふん、ふん」とハミングするような鼻声のイントネーションだけで、言いたいことを伝えるという、どうでも良い遊びです。
「今からやろう」というわけでもなく、何の気なしにちょっと遊ぶ程度のものです。
昨日は、カフェオレが飲みたくなったので、「ふんふん、ふふ?(コーヒー、飲む?)」と寝っ転がりながら主人に聞きました。
主人は分からず、「なんて言ったの?」とやり取りをしていましたが、何回目かのところで急に怒り出しました。
分かんないよって言ってるじゃない
私には、主人が急に怒り出したように思いましたが、主人としては「分かんないっていってるのに続けるから、いつまでもやってると嫌になるでしょ!」とのことでした。
いままでこの遊びは何回もやっているし、怒られたことなどありませんでした。
聞いてみると、今までだっていつまでもやっていると嫌になってたと言われました。
楽しく過ごしていると思っていたので、私はそのことがとてもショックでした。
歯が痛いから
主人は普段こんなことで怒る人ではないのですが、後になって聞いてみると、治療したばかりの歯がジンジンして痛みが気になって気分が滅入っていたから、イライラしてしまったと言いました。
きもちが乗らないなら怒る前に伝えてほしかったし、今までのやり取りも途中からは楽しくなくなっていたときがあるというのを、勢いで打ち明けられたのも悲しかったです。
私が爆発
理不尽に怒られたという思いと、今まで楽しく過ごしていると思っていたもの否定されたことで、感情が爆発して止まらなくなってしまいました。
すると主人は、落ち着けとか話を聞けとか言って、さらに強い態度をとって来ました。
私は主人や両親に対して、爆発するようにかなり強く怒ってしまうことがあり、それが悪いことなのは分かっているのですが、そもそもの今回のことの始まりは主人が理不尽に怒り出したことだと思っています。
その部分を棚に上げて、私の爆発を責めるのが悲しかったです。
主人は「話を聞いて。ちゃんと話そう」と言いましたが、図式としては私が一方的に叱られ、感情を抑えるようなだめられている形。
その対等でないやりとりも不満で、爆発はなかなかおさまりませんでした。
自分が自分でなくなるような感じ
爆発している最中、私は私から飛び出して、身体の後ろから眺めているような感覚になります。自分が声を張り上げて、一生懸命主張しているのを、その後ろから見ている感じです。
そしてとても残酷な気持ちになり、ひどいことを言って相手を攻撃することに対して、良心の呵責みたいなものが弱くなります。
言葉で相手を傷つけ返したり、手を振り払ったりして、ひどいことをやり返してやりたいきもちなります。
喉がかれて、話せなくなるまで泣きました。
こんなどうでも良いことで
「こんなどうでも良いことでケンカなんてしたくないんだよ」と主人は言いますが、私にとってはどうでも良いことではありませんでした。
ハミングの遊びはどうでも良いことですが、楽しいと思えることが一緒じゃなかったこと、今まで楽しそうにしていると思っていた態度も途中からは嘘だったこと。
これはどうでも良いことじゃないんです。
きっかけがどんなに些細なことでも、そこからの感情のやりとりは些細ではないんです。
とても悲しかったです。
声が出なくなった私の口に主人が強引にのど飴をなめさせ、しばらく私は泣きながら部屋中をウロウロしていましたが、主人がトーンダウンして、叱るのをやめてくれたので、なんとなく収束しました。
主人から言われたこともショックだったし、自分の感情がまたコントロールできないレベルの爆発を起こしてしまったこともショックでした。
昨日はそのまま、お風呂にも入れずに寝ました。
1日経って
今こうして振り返ってみても、自分のことが良く分かりません。
あーまた爆発してしまったなと思って、ただただ悲しいです。
主人がこんな私から離れて行かずに、傍に居てくれるので、申し訳ないなと思います。
昨日のやり取りのあと、主人は歯の仮詰めの詰め物が取れてしまって、今日の夜に緊急で診療を入れてもらいました。かなり削ったところらしいので、そこのカバーが取れてしまったということでとても痛そうです。
食べらるものが限られていて、水で口を漱ぐこともできなくて辛そうです。
主人の辛さやイライラが私の中にも入ってきて、私も気分が苦しいです。
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